自分と自由を求めた旅の日記
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プロフィール
HN:
tantas7
年齢:
46
HP:
性別:
男性
誕生日:
1978/11/07
職業:
国営公園スタッフ
趣味:
旅、カメラ、バイク、クライミング
自己紹介:
20台最後の年に
今まで背負ってきた 色んな役割を脱ぎ捨てて 自分と自由を求めてゼロから 歩きだすことにしました。 心のままに、自分にウソをつかず 目の前にあるものをまっすぐに 見つめながら生きていこうと 思っています。
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「救いの無い物語」
見終わった後、自分の中でうまく消化できず、 出てきた感想はこんな言葉だった。 一発の銃弾を基点にとどまることなく物語りは進んでいく。 特別インパクトのあるシーンがあるわけではないのに、 胸を締め付けられる感じが抜けなくて何度も席を立った。 だけど画面から目を離すことはできず、 電気を消した部屋の中をウロウロしていた。 文化の違い。言語の壁。政治的抑圧。 様々な障害の為なかなか話が前に進まない。 意図しないところで誰かが傷つき、 シンプルで純粋な想いもうまく届かない。 そのもどかしさがとてもリアルで絶望的な気分になった。 "神"がそこに介在したのかどうかはわからないけど、 同じ文化で育ち、同じ言葉を話す目の前にいる相手とすら 僕たちはうまくコミュニケーションを取れないことがある。 ましてやまったく違う文化圏で育った人同士が分かり合うことなんて 奇跡でもありえない気になってしまう。 でも、たくさんの悲劇を繰り返しながらも 僕たちは平和を望み、愛を求める。 改めて考えてみてもやっぱり「救いの無い物語」なんだと思う。 でもそれが僕たちの生きる世界なんだとも思う。 それがとてもリアルである以上、 僕たちはその中から希望を見つけなきゃいけない。 僕は今、知らない誰かの作った作品を見て思いを文章に残してる。 そして、これを読んだ誰かが何かを思い、 それを記憶の片隅に残しながら残りの人生を過ごしていく。 だけど、言葉や想いは簡単には伝わらない。 だからこそ僕たちは色んな方法を使って繋がろうとする。 たとえそれが目に見えない場所にいても、存在すら知らない状態でも、 そこに存在しているだけできっと僕たちは繋がっている。 他者の存在を感じ、世界と繋がろうとすること。 僕たちが望む希望ってきっとそういうことなんだと思う。 PR 2008/02/28(Thu) 17:40:39
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