自分と自由を求めた旅の日記
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プロフィール
HN:
tantas7
年齢:
46
HP:
性別:
男性
誕生日:
1978/11/07
職業:
国営公園スタッフ
趣味:
旅、カメラ、バイク、クライミング
自己紹介:
20台最後の年に
今まで背負ってきた 色んな役割を脱ぎ捨てて 自分と自由を求めてゼロから 歩きだすことにしました。 心のままに、自分にウソをつかず 目の前にあるものをまっすぐに 見つめながら生きていこうと 思っています。
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19時45分ごろ電話が鳴った。
「遅くなってごめん。今からいつもの場所に向かうわ」 彼との約束時間は19時30分ごろ。 4歳と2歳になる娘をお風呂に入れてから出てくるという話になってた。 準備をしてからいつもの場所、僕の家の近くのコンビニ、に向かうと すでに彼の車が止まっていた。 飄々とした感じは相変わらずで、いい意味で二人の娘を持つ父親としての 貫禄のようなものは感じられない。 20歳になるまで毎年大みそかは僕の家に集まってた。 日付が変わるまで家にいて、 年明けと同時に近所の神社にお参りに行くのがお決まりだった。 お互い彼女ができたりしてそれが途切れてから約10年が経つ。 彼は高校を出て就職し、結婚をした。 すぐに一人目の子供ができて、去年マンションを買った。 僕やもう一人の友人、ハタが自分のことばっかり考えて過ごしている間、 彼は家族を持ち家を持っていった。 会ってみればなんのことは無い、昔の雰囲気そのままなんだけど 10年という時間の中で二人の間に埋めがたいものができたのを感じている。 それは男としてのプライドのようなもので 言いかえるなら自分の人生の楔(くさび)となるもの。 つまり「オレはそっちには行けないし行かない」という宣言。 これから先一生切れることのない縁であることは確信している。 そしてそれと同じくらい交差することも無いという確信も。 それは決して悲観することではなく、 むしろ自分の人生に覚悟を持ったことを讃えあうべきことなんだと思う。 彼に比べると僕が持っているものは全然少ない。 その代り今は自分の中に芯を持とうとしている。 それが僕が選んだ生き方。 彼は彼で家族というものを持つことで 自分の人生の軸を持った。 ぶれない軸を持つ彼は僕にとって鏡のような存在で、 彼と話をすることで自分を客観的に見ることができるような気がしている。 2008/10/26(Sun) 23:23:05
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