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自分と自由を求めた旅の日記
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プロフィール
HN:
tantas7
年齢:
46
HP:
性別:
男性
誕生日:
1978/11/07
職業:
国営公園スタッフ
趣味:
旅、カメラ、バイク、クライミング
自己紹介:
20台最後の年に
今まで背負ってきた
色んな役割を脱ぎ捨てて
自分と自由を求めてゼロから
歩きだすことにしました。
心のままに、自分にウソをつかず
目の前にあるものをまっすぐに
見つめながら生きていこうと
思っています。
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2025/05/15(Thu) 11:18:45
1300年という果てしない時間の中で
育まれた歴史。
そしてその中から生まれたプライドと格式。
京都という街は僕が育った街であると同時に
世界中の人を魅了し、且つどこまでも人を寄せ付けない街でもある。
言うならば街が、歴史が人の上位にいる感じだ。

地元に帰ってきたのに、息苦しさを感じるのは
札幌という街を僕自身の意思で選んだことが少なからず影響している。
地に足をつけた街は、
僕たちに何者かであることを求め、
“社会”に住む者としての資質を求めてくる。
また、どの景色を見ても今の自分の生活に直結するものはなく、
懐かしいという感情よりも
自分がよそ者であるという感覚の方が勝っているのも事実だ。

地球という大きな世界の中で
一人の人間であろうとする僕にとって
京都という街は少し窮屈に感じるのかも知れない。
人の感性と叡智を集め作り上げられたものに囲まれることより、
あるがままの姿を見せてくれる自然の中に身を置く方が
本当の自分に出会える気がしている。

とは言え、この街で育った僕にとって
京都という街がかけがえのない存在であることは疑いようも無く、
家族や友人たちがこの街に住む以上自分の人生と切り離して
考えることは到底できない。
ただひとつ言えることは、自分がこの街に住むということは
過去の話であって未来に約束された話ではないということ。

皮肉にもファインダー越しに覗いた風景の違いの中に
僕はそのことを感じてしまった。
果てしなく広がる空。
愛嬌たっぷりの動物たち。
色鮮やかに移り変わる木々や草花。
僕の中で人が作り出したものよりも
それらが織りなす風景の方が圧倒的に魅力的に映っていて
それらはいつも贔屓することもなく平等に僕に接してくれる。
その優しさと厳しさは、僕が今求めているもので
それらの前ではありのままの僕をさらけ出すことができる。

もっと強くなろう。
僕がこの地球で生きる一員であるという自覚が生まれるまで。
そして自然とも歴史とも共存できるように。
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2008/10/23(Thu) 11:33:44
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