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自分と自由を求めた旅の日記
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プロフィール
HN:
tantas7
年齢:
46
HP:
性別:
男性
誕生日:
1978/11/07
職業:
国営公園スタッフ
趣味:
旅、カメラ、バイク、クライミング
自己紹介:
20台最後の年に
今まで背負ってきた
色んな役割を脱ぎ捨てて
自分と自由を求めてゼロから
歩きだすことにしました。
心のままに、自分にウソをつかず
目の前にあるものをまっすぐに
見つめながら生きていこうと
思っています。
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2025/05/16(Fri) 00:31:06
今から50年近く前に書かれた遠藤周作さんの作品。
実はこういった古い作品を読むのはかなり珍しい。
高校生くらいまでは夏目漱石や芥川龍之介なんかも読んでたけど、
最近は新刊を探すことが多かった。

この本を読もうと思ったのは
田口ランディさんのブログで遠藤周作さんが紹介されてたから。
思い返すと自分の好きな人の紹介で興味を持つことは結構多い。
あとは自分の好きな人同士が実は知り合いだったとか。
こうやって縁ってできていくんだな、って思う。

今回もとても重いテーマだった。
戦中の病院の中で米軍捕虜が生体実験される。
街の中では米軍の爆撃によってたくさんの市民が死んでいく。
すぐ目の前では何人もの米軍を殺してきた軍人が笑っている。
人の死が日常化する中で人々の感覚が狂っていく。
その中で担当した医師たちは自分たちの行為が
医療の進歩の為として正当化されるものなのか
ただの殺人なのか苦悩する。

殺人を犯した場合、法律に照らし合わせて罪を問われる。
たとえば万引きしたとか人をだましたことについて
法律で裁くことには違和感は無い。
でも、人を殺すことは何か違和感がある。
「捕まるから人を殺しちゃいけない」じゃない気がするから。
じゃあ「"理由も無く"人を殺しちゃいけない」だと通じるのか
というとそれも違う気がするし、
だからと言って「"どんな理由があっても"殺しちゃいけない」
なのかと言われると「・・・」って感じ。

以前沖縄に行って本島の南側をバイクで回ったことがある。
その時感じたのは「人は理不尽な死を迎えるものなんだ」ということだった。
そう言えば以前からアウシュビッツとか
カンボジアのクメールルージュにも興味がある。
それを知ってどうしたいのかはわからないけど、
今まで描いていた世界旅行って実はそういう
生と死をリアルに感じられる場所を求めてた気がする。

ヒロシマ、オキナワ、カンボジア、インド、ドイツ、アラスカ・・。
今まで漠然としていた旅のルートは少しずつ明確になっていく。
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2008/03/15(Sat) 18:33:21
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